お寺からのメッセージ

2023

9長月

September

「心を洗って香とし、体を恭しんではなとす。」

「心は香のように体は花のように」

この言葉はお大師様が天皇の徳を述べた文章にあります。

お香が周りを清めていくように、その心で社会の汚れを取り除き、花が人を慈愛で包むように、その身と行動で平和な世を築かれた、天皇の徳を称えているのです。

お香のよい匂いがただよってくると心が安らぎます。きれいな花を見れば、嫌いなことも気持ちも優しくなっていく気がします。きれいな花を見れば、嫌なことも忘れ気持ちも優しくなっていく気がします。私は嫌なことがあると外に出て庭の手入れをするのですが、なぜか庭より私の心がすっきりした気持ちになるのです。

お香も花も仏教に欠かせないもの。先祖供養の為に仏壇や備える側もその地合いをいただく。とても素晴らしく、有難く感じます。

安らぎを与えてくれるお香、人を和ませる花のように、私たちも“心はお香、体は花”の心がけで、さりげなく人の役に立ちたいものですね。

 

埼玉 長善寺 坂田行貴